こんにちは!金融WEBライターのおがりょーです。
今回は「住宅ローンはどうやって返済するの?」について勉強しましょう。
住宅ローンは、家計の多くを占める大きな支出です。
だからこそ、住宅ローンについて詳しく知ることは大切です。
でも、住宅ローンは結構ややこしいものです。
住宅ローンを借りたのは良いのだけど、どうやって返せばいいのだろう?
返済方法が良く分からない、、、
こんな疑問が出てきます。
早速ですが、住宅ローンの返済方法は2つあります。
①元利均等返済
②元本均等返済
漢字が一文字違うだけですが、返済方法はかなり変わってきます。
これから2つの返済方法について解説します!
※繰り上げ返済についても少し触れます。
元利均等返済とは?
「元利均等返済」とは、 毎月の返済額が一定になる返済方法です。
住宅ローンは元本と利息を合わせて返済する必要があります。
つまり、
毎月の返済=元本+利息
このように、元本に利息を加えて毎月返済します。
この元本+利息を毎月同じ額支払うようにすることを「 元利均等返済」と言います。
(画像=楽天銀行HP「住宅ローンの選び方」より)
では、元利均等返済のメリット・デメリットは何でしょうか?
メリット
◎返済計画が立てやすい!
毎月の返済額が同じなので、支出が管理しやすくなります。きっちりと家計を管理したい方や、計画的に返済計画を立てたい方にはおすすめです。
デメリット
◎元本均等返済に比べて返済額が大きい
後に説明する「元本均等返済」よりも、返済額が大きくなってしまします。
こんな人におすすめ!
・計画的に返済したい方
・毎月の返済負担を減らしたい方
元本均等返済とは?
「元本均等返済」とは、元本の返済が毎月一定で、利息部分のみ返済額が変わる返済方法です。
先ほども出てきましたが、毎月の返済額の内訳は以下の通りになっています。
毎月の返済=元本+利息
このうち、元本の返済額を同じにするのが「 元本均等返済」です。
(画像=楽天銀行HP「住宅ローンの選び方」より)
では、元本均等返済のメリット・デメリットは何でしょうか?
メリット
◎返済総額が少なくて済む!
先ほどの「元利均等返済」に比べて、ローンの総返済額が少なくなります。
デメリット
◎最初の返済額が大きい
元本の返済額が毎月同じなので、借入当初は利息額が大きくなります。
返済期間が経過するにつれて毎月の返済額は少なくなりますが、最初はしんどいかもしれません。
こんな人におすすめ!
◎お金に余裕がある方
最初の内は返済額が大きくなるので、最初はお金に余裕がある方が良いです。
◎少しでも返済額を減らしたい
「元利均等返済」に比べて、総返済額が少なくなて済みます。
2つの返済方法を比較しよう!
ここで、2つの返済方法について比較できます。
「元利均等返済」
・毎月の返済額が固定
・返済総額は元本均等返済より大きくなる
「元本均等返済」
・毎月の返済額が変わる(最初は支払額が大きく、後からどんどん少なくなる)
・返済総額は元利均等返済より少ない
どちらが主流なのか?
今は「元利均等返済」で返済する方が多いです。
やはり、毎月の返済額が同じの方が支払いやすくなります。
「元本均等返済」だと、最初の返済額の大きさに断念してしまう方が多いみたいです。
しかし、元本均等返済の方が返済総額が少なくて済むので、少しでも返済額を減らしたい場合はおすすめです。
(先ほどの例だと、約80万円支払額が少なくなります。これって結構でかいですよね)
繰り上げ返済で利息の支払いを減らそう!
ここで、繰り上げ返済についても勉強しましょう。
お金に余裕がある時、後の返済をまとめて返済する方法があります。
繰り上げ返済するメリットは、利息の返済額が少なくなることです。
繰り上げ返済した分だけ、利息額を支払わなくて済むからです。
繰り上げ返済をするなら、できるだけ早い時期が良いです。
なぜなら、返済当初の方が返済額に占める利息の割合が大きいので、利息額が大きい時に利息を支払わなくて済みます。
お金に余裕がある時は、繰り上げ返済を検討してみるのも良いでしょう。