こんにちは。おがりょーです。
今回は預金入りも安全な「個人向け国債」について解説します。
日本では「銀行にお金を預けるのが一番安全」と思う方か多いです。
しかし、実は銀行口座よりも安全でお得な「個人向け国債」というものがあります。
以下解説します。
「個人向け国債」とは?
「個人向け国債」とは、国が個人向けに発行する債券のことです。
ネット証券(SBI証券や楽天証券など)から購入できます。
個人向け国債には、
①「変動金利10年」
②「固定金利5年」
③「固定金利3年」
の3種類あります。
「個人向け国債」をもっていると、利子は半年ごとに支払われます。
毎月募集期間を設けられ、その期間内で購入することができます。
(毎月2~3週間程の期間で募集しているので、買えない期間でも少し待てば買えるようになります)
国債とは?
国債とは「国が発行する債券のこと」です。
以下をご参照下さい。
このように、国がお金を調達するために、国が「債券」を発行して個人からお金を借りる仕組みです。
「個人向け国債」のメリット
ここで預金よりも「個人向け国債」が良い理由について解説します。
①元本が保証される
「個人向け国債」の一番のメリットは元本が保証されていることです。
株式投資ややFXはもちろん元本保証されていないため、お金が減っても自己責任です。
しかし、「個人向け国債」は国が元本を保証しているため、お金を国に貸しても減ることはありません。
②国が潰れる可能性が銀行より低い
「元本保証されているなら銀行のほうが安全じゃん!」と思うかもしれません。
しかし、今や銀行も危ない時代です。
ネットバンクやAIの登場により、多くの不動産(支店)と人員を抱える銀行は構造改革を迫られています。
潰れるとしたら国か銀行かどちらが先だと思いますか?
今やメガバンクでも大人数の人員削減を行うほどです。
旧態依然とした銀行モデルが崩壊する可能性も否定できません。
「安全にお金を預けたい」という人が、国に貸すか銀行に預けるかどちらが良いかは明らかでしょう。
※銀行は潰れても最高1,000万円まで保障されますが、1,000万円以上を1つの銀行に預けるのは危険です。
③0.05%の最低金利が保障されている
3つめのメリットは、最低金利が0.05%と保証されていることです。
つまり、世の中の金利がどれだけ下がろうが、「個人向け国債」で運用すれば0.05%を下回ることはありません。
日本の普通預金の平均年利は0.001%です。
元本が保証されて、かつ預金金利よりも利率が高いので、銀行よりも魅力的なのは明らかでしょう。
「個人向け国債」のデメリット
ここで「個人向け国債」のデメリットもお伝えします。
1年間は引き出せない
「個人向け国債」は1年間引き出せません。
1年以内に使う予定のお金は「個人向け国債」に使わないほうがいいでしょう。
1年以上経って現金化したい時には、過去1年分(半年毎に利子が支払われるので2回分)の金利を支払えば解約できます。
たとえ1年ちょうどで解約しても過去1年分の利子を支払うだけなので、実質的に元本割れを起こすことはありません。
まとめ
当面使わずに銀行口座に眠っているお金があるなら、「個人向け国債」で運用したほうがお得です。
銀行口座よりも金利が高く、かつ元本保証されるのではれば、利用しない手はないでしょう。
【参考資料】
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」山崎元ら著 文響社
「個人向け国債窓口トップページ : 財務省」https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/