こんにちは。おがりょーです。
今回は、なぜ宝くじの高額当選者は不幸になるのか?について解説します。
結論を言ってしまえば、
ギャンブルで手に入れたお金は、損失による痛みが少ない「ハウスマネー効果」が関係しています。
偶然手に入れたお金は“自分のお金”のように思えず、散財する傾向にあります。
以下解説します。
「ハウスマネー効果」とは?
「ハウスマネー効果」・・・ギャンブルなど偶然手に入れたお金は、損失による痛みが少ない
競馬や宝くじで手に入れたお金は、“自分のお金ではない”ように感じます。
自分の財布の中のお金ではなく、あたかも“他人のお金”のように感じ、そのせいで普段より贅沢に使おうとします。
ボーナスも「ハウスマネー効果」の影響を受ける
実は臨時収入のボーナスも、「ハウスマネー効果」を受けることがあります。
ボーナスは“偶然手に入れたお金”ではありませんが、やっぱり急に手元に多くのお金が入ると散財しがちになります。
お店もボーナス月はもちろん分かっているので、この時期には店頭に高額商品を多く揃えます。
ボーナスで財布の紐が緩い人を、狙い撃ちするのです。
臨時収入が入っても、自分が本当に必要とするものに絞ってお金を使うように注意しましょう。
宝くじは「国家が愚か者に課した税金」
宝くじは別名「国家が愚か者に課した税金」と言われます。
なぜでしょうか?
それは、宝くじの約4割は税金だからです。
以下をご覧ください。
「宝くじ公式サイト」https://www.takarakuji-official.jp/about/proceeds/top.html
こちらは平成30年度の宝くじ販売額の内訳となっています。
ご覧の通り、収益の38.2%は都道府県及び指定都市に納められ、公共事業に使われます。
つまり、宝くじを買った時点で約4割は税金として損しているのです。
言い方が悪いですが、何も分かっていない愚か者から税金を搾取することは簡単です。
皆さんは4割も手数料の掛かるギャンブルをやりたいですか?
宝くじは「国家が愚か者に課した税金」なので、買うならせめて年末ジャンボだけにしておいて下さい(笑)
収入が増えると支出も増える
収入が増えれば、比例して支出も増えます。
収入が増えても支出が増えれば、結局資産は変わらないままです。
以下をご参照下さい。
手取り:20万円、生活費:10万円→自由に使えるお金は10万円(貯蓄や投資などに回せる)
手取り:50万円、生活費:40万円→自由に使えるお金は10万円
つまり、収入が増えてもそれに比例して支出が増えれば、資産は増えることはありません。
宝くじで大金を手に入れても、急に生活レベルを上げればお金がなくなることは明らかです。
宝くじ高額当選者の多くが不幸になるのは、急に“お金の器”に見合わない支出をして破綻するからです。
お金持ちになる簡単な方法は「支出を減らす」
宝くじ高額当選しても、それに比例して支出を増やしてしまえば意味はありません。
ここで最も手っ取り早くお金持ちになる方法を紹介します。
それは「支出を減らすこと」です。
お金持ちは収入が多いことを想像しますが、同時に支出も抑えていることが多いです。
「収入-支出」の差額を増やせば(つまり収入を増やして支出を減らせば)、資産はどんどん増えていきます。
よく「お金持ちはケチ」と言われますが、それは支出を減らすというお金持ち足る合理的行動とも言えます。
まとめ
宝くじ高額当選者は、宝くじで高額当選すると、得てして“自分のお金ではない”ように感じます。
自分のお金ではないものは贅沢して使ってしまいます。
これを行動経済学では「ハウスマネー効果」と呼ばれることをお伝えしました。
ここで皆さんに大切にしてほしいことは
苦労してお金を得ることは大切
だと言うことです。
勘違いしてほしくないですが、「若いうちは我慢して働いてお金を稼げ!」なんて、つまらない大人の戯言を言うつもりありません。
自分の努力で手に入れたお金は、本当に大切なものにお金を使おうとします。
楽して宝くじで稼ごうとするのではなく自分の力でお金を稼げると、お金の重要性が必然的に分かるのです。