飲み会は高確率で無駄になることが多い。
皆さんも「忘年会や新年会の季節で嫌だな」と思ったり、「高いお金を払ったのに、楽しくない飲み会に参加して無駄だなぁ」と感じたことはないだろうか。
これから忘年会や新年会が増える季節となるが、皆さんが無駄な飲み会に参加してお金と時間を失う前に、飲み会が無駄な理由と、無駄な飲み会を回避するための方法をお伝えしようと思う。
■飲み会は非生産的
飲み会は非生産的な話題になることが多い。その最も顕著なものが「人の悪口を言う飲み会」だ。
このような飲み会では「あの人は仕事ができないよね」とか「上司がむかつく」とか、不毛な話題になることが多い。このようなネガティブな情報にあなたがさらされ続けると、精神衛生上いいことはない。
第一、人の悪口から何もプラスになることは生まれない。むしろ、悪口ばかり言う人ほど「自責」ではなく「他責」の考えをする人が多い。
何か問題やミスが起きた時に、自責の考えを持つ人は「これは自分が〇〇したせいでこのようなミスをしてしまった。次からは気を付けよう。」と考えることができるが、他責の人は「このミスは●●さんのせいだ!」と、人や物のせいにする。他責の考えの人は、プライドの高さから自分の問題に目を向けることができず人や物のせいにする為、他責の人は悪口を言うことが多い。
そもそもこの世の中で変えることができるのは「自分」のみで、「自分以外」のものを変えようとするには相当な労力がかかるし、不可能に近いと思っている。だから他責の人はその変えることが難しいことばかりに焦点を当て、自分の中にある問題点に気づかないことが多い。
話が逸れたが、人の悪口が行き交う飲み会では「変えるのが難しい問題点」の話ばかりをしているため、生産的な話になることなどない。それなら、飲み会に参加するよりも、家で読書をするなど自己研鑽に励む方がよっぽどましだ。
■参加したくない飲み会は恐れずに断ろう
参加したくない飲み会は勇気をもって断るようにしよう。
断る時にも、できれば「行きたくない」と言って断ると良い。「この後アマゾンの配達がある」などと嘘を言って断る人が多いが、これはあまりよくない。
人や物のせいにして断ると少なからず飲み会に参加しなかった罪悪感が残るし、そういう嘘をついても大抵相手にはバレている。だから断る時には、普通に「行きたくないです」ときっぱりと言ってしまおう。例えば僕なら、「帰って家で読みたい本があるので今日はお断りします」と普通に断る。
こうやって自分に正直に断ると後腐れも残らないし、「飲み会参加しないキャラ」になるので飲み会に誘われにくくなる。
■職場の人間関係などあまり重要ではない
こういうことを言うと、「会社で人間関係を作るには、行きたくない飲み会でも参加するものだ!」「飲み会でコミュニケーションを深めることが大切なんだ!」という人がいるが、正直ずれていると感じる。
今は終身雇用制度が崩壊しており、転職が当たり前の時代となっている。だから職場の人は短期間で入れ替わるし、職場で人間関係を作ろうとしても無駄になることが多い。そもそもいくら職場との人間関係が上手くいっている人でも、仕事ができないと会社には要らない人材となる。
無駄な飲み会に参加して無駄な人間関係を作ろうとするくらいなら、家で動画や本を見て仕事の勉強をしている方がよっぽど会社に貢献している。
今やYoutubeでかなり高度な知識を得られる時代となっているし、無駄な飲み会に参加するよりも自己研鑽に時間を使う方が有意義な人生を歩める。
■未来の話ができる飲み会
これまで無駄な飲み会について解説してきたが、有意義な有意義な飲み会もある。それは、未来の話ができる飲み会だ。
例えば志の高い同僚やフリーランス仲間で飲み会をやる時には、将来の話ができることが多い。このような飲み会に参加すると周りから有益な情報が得られるし、自分の目標達成のためのモチベーションアップにつながる。
過去の自慢話や悪口ばかり言っている飲み会よりも、未来の話ができる飲み会に参加する方が有意義なことは明らかだ。
■上手く断れるほど自分の人生を歩める
人生は上手く断れるほど自分の人生を歩めるようになるし、良質な人間関係を作れるようになっている。
今まで上手く断ることができず無駄な飲み会に参加してきた人も、今年こそは勇気をもって「行きたくないです!」と断ってみるのはどうだろうか。
人間は初めの一歩が最もしんどいが、一歩進めることができるとそれはあなたに大きな成長をもたらす。
次こそは行きたくない飲み会を断って、自分の好きなことに時間を使ってみよう。