人に嫌われるのを恐れて、自分の言いたいことを言えなかったり、やりたくもないことをさせられる人がいます。

しかし残酷なことに、人は誰かしらに嫌われる生き物です。逆に、周りに全く嫌われない生き方をすると、八方美人になり、“自分”を見失うことになります。

そこで、今回は人に嫌われても気にしなくなるためのマインドについてお伝えします。

■嫌われることは普通なこと

皆さん勘違いしがちですが、人は生きていると必ず誰かに嫌われます。

メジャーで何年も活躍され、先日引退された「イチローさん」は皆さんご存じのことと思います。日本人にたくさんの感動を与えてくださったイチローさんですら、日本人全員に好かれているわけではありません。

「自分にどこまでもストイックなところが尊敬する」と言う人もいれば、「マスコミへの態度が気に食わない」「格好つけすぎ」と批判する人もいるわけです。つまり、世界的トップスターですら、その人を嫌いな人はいるわけです。

どこまで聖人君主になろうと努めようが、どれだけ周りに好かれようとしようが、どこのステージに立っても誰かしらに嫌われます。これは絶対なことですし、自分の人生を生きようとしたら仕方がないことです。

だから、「●●さんに嫌われている私はダメな人だ、、、」と考える必要はありませんし、そのような思考を巡らせても正解がないので無駄です。「嫌われるのは普通でしょ」と軽く考えるぐらいで大丈夫です。

■あなたを好きな人は必ずいる

皆さん「働きアリの法則」というのはご存じでしょうか。

働きアリの内2割の割は良く働き、6割のアリは普通に働き、残り2割のアリはさぼっています。この比率から、働きアリの法則は別名「２－６－２の法則」と言われています。

これは私たちが生きる人間社会でも同様のことです。

集団の中で生きていると、あなたを好きな人が2割、あなたに無関心な人が6割、あなたを嫌いな人が2割います。

また、この法則の面白いところは、人が入れ替わってもこの比率は変わらないことです。仮にあなたを好きな人ばかり集めたとしても、不思議なことに、そのうちの6割はあなたに関心がなくなり、2割はあなたのことを嫌いになります。

この法則で生きる私たちに重要なことは、「あなたを好きな人」を探して、良い人間関係を結ぶことです。

どの集団に属しても、あなたのことを好きな人のことを20％の確立で会うことができます。

逆に、嫌いな人がいて集団を移っても、その先の集団であなたのことを嫌いな人に20％の確率で出会います。

であれば、あなたが取るべき行動は、嫌われることを恐れる事ではなく、「あなたのことを好きな人を大切にする」ことです。

「嫌われてしまう」というネガティブな行動に囚われても、この法則から言えばはっきり言って無駄なことです。「自分のことを大切にしてくれる人を好きになろう！」とポジティブに考える方がよっぽど人生にとってプラスになるでしょう。

■嫌いな人とでも普通に接する

嫌いな人との接し方で気を付けるのは、人間関係をこれ以上悪化させないことです。

例えばフリーランスや大学生なら、環境が固定化されないので、あなたのことを嫌いな人やあなたが嫌いな人をある程度排除することは可能です。

しかし職場や学校だと、集団が固定化されるので、そのような人を排除するのは難しくなります。あなたのことを嫌いな人やあなたが嫌いな人と、嫌でも相手にしなければならない時があります。この時に重要なのが「普通に接する」ことです。

人は「嫌い」という感情を向けられ続けると、自然とその人に苦手意識を持ったり、嫌いになることがあります。

確かに、あなたのことを嫌いな人であったり、自分が苦手意識を持つような人と接すると、恐怖を感じたり怒りを感じます。これは普通のことです。

ただ、あなたと敵対する人と更に人間関係が悪化しても、あなたにメリットは何１つありません。

人が幸福に生きる上で大切なことは、「ネガティブな思考や情報にさらされ続けない」ということです。

敵対する人と関係を悪化させ続けると、必ずあなたの思考にネガティブな感情が付きまとうようになります。この時間は、あなたの輝く人生に非常にもったいない時間です。

だから、関係を悪化させるのではなく、現状の関係を維持するように努めましょう。

苦手な人と接する時に、恐怖や怒りを感じることは至極真っ当なことです。この感情を消すように言っているわけではありません。

そうではなく、自分の人生を天秤にかけた時に、自分の悪感情を出したまま関係を悪化させ続けネガティブな思考に囚われ続けるか、または、そこは歯を食いしばって普通に接しようと努力するかでは、人生に全く違った影響がでるのは明らかなことです。

■まとめ

最後にまとめると、嫌われることを気にしない為のマインドとして

の３つが大切になります。以上です。