読書しても勉強していても、数日経つと結局は覚えていない、、、みたいなことはありませんか。
今回は、学習を脳に定着させるための3つの方法について紹介します。
学生にはもちろん、意識の高いビジネスマンにもおすすめの内容となっています。
■インプットよりもアウトプットが重要
記憶を定着させるために目を向けるべきは、インプットではなくアウトプットです。
ただ学習するだけでは効果を発揮しません。なぜなら、インプットだけだと自分の脳内世界を変えるだけだからです。
学習を定着させるためには、インプットした情報をアウトプットすることが必要になります。学習した知識を自分の中で咀嚼して、音声に出したりノートに書き起こすことで、脳だけでなく口や耳、手を使って学習することができます。
全身を使って学習をアウトプットすることで、情報の重要度を引き上げ、記憶に定着させやすくします。
下記に、あなたが学習を脳に定着させるためのアウトプット方法を3つお伝えします。
■①人に教える
人に教えるのは、学習を脳に定着させるに非常に効果が高い手法です。
はっきり言って、人に教えることは最強のアウトプット術です。なぜなら、人に教えるためにまずは自分がしっかりと理解する必要があるからです。
実は、人に教わるよりも、教えている人の方が断然成長しやすいです。下記は人に教えるための手順です。
①教えることを意識した学習(インプット)
②分かりやすくまとめる
③人に教える(アウトプット)
このように、人に教えることはインプットとアウトプットの両方を行うことができ、知識が記憶に定着しやすくなります。
また、人に教えるには、自分の知識を人に分かりやすく伝える必要があります。特に相手の知識レベルが0の内容を伝えるときには、その内容をより詳しく調べ、簡単な言葉に変えて伝えることが必要になります。
これだけの思考と作業を行えば、確実にその内容は脳に定着し、一生使える知識となります。
学習しても覚えられない人は、後で友達や同僚に教えることを前提にして学習するとよいです。
■②学習した後に思い出す
学習を脳に定着させる2つめの方法は、内容を思い出すことです。この「思い出す」という作業が、記憶を定着させるのにとても重要になります。
人は情報を得てもすぐに脳は忘れるようにできています。「エビングハウスの忘却曲線」という法則を一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング
このグラフを見てみると分かりますが、学習した内容は20分後には42%忘れ、1日後には67%を忘れます。
この通り、ただ参考書を勉強するだけでは、1日経つと学習した内容の約7割は忘れてしまうのです。
ここで、学習を脳に定着させるには、「思い出す」という作業が必要になります。本や参考書を勉強する時、ページを読み終わる度に前のページの内容を思い出す作業を行ってください。日本史の教科書を読んだとしたら、開いた教科書の2ページを読み終えて次のページに移った時に、「さっきめくったページは鎌倉幕府が1192年に作られたんだな。あとは〇〇があって、、、」みたいな具合で思い出してください。
思い出せなくても大丈夫です。限界まで思い出してみて思い出せない時に、前のページに戻ってください。
この思い出そうとする作業を加えることで、情報の重要度が脳の中で引き上げられ、脳に定着しやすくなります。
■③ブログやYouTubeで発信する
これは「①人に教える」と被る部分がありますが、ブログやYouTubeで発信するのも良い方法です。なぜなら、私たちが多くの人に情報を簡単にアウトプットができるからです。
読者や視聴者がいることを意識すると、中途半端な情報をお伝えすることはできません。聞き手や読み手がいると、自分がインプットした情報を分かりやすくまとめて、伝えようと努力します。
こうした作業を経て発信した情報は、やはり脳に定着しやすくなります。
今や、誰でも情報が簡単に発信できる時代になっています。SNSがなく、インターネットが発達していなかった時代には、一般人が情報を発信することが難しい時代でした。しかし現代では、TwitterやYouTube、ブログなどによって、一般の人が情報発信することが容易になりました。
だからこそ、日々の学習を脳に定着させたい方は、是非ともこのような発信媒体を使うべきです。ブログで言えば、初期費用が殆どかかりません。パソコン1台あれば可能です。
■まとめ
学習を脳に定着させやすくする3つのアウトプット術について、下記3点をお伝えしました。
①人に教える
②学習した後に思い出す
③ブログやYouTubeで発信する
学習した内容をずっと覚えていたいという人は、是非この3つを実践してみてください。
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