今 回は、みなさんが買い物をする時に考えることを3つご紹介します。
購入意思は、人の心理によって決まります。
この記事を見ることで、人が買い物をする時に働く心理を理解し、自分の意思をきちんと持って買い物ができるようになります。
■①実額とは別に「心の会計科目」がある
普段スーパーで買ういちごは高いと思って買わないのに、旅先の市場なのでいちごが売っているとつい買ってしまうことはありませんか?
タクシーを使った方が早く着くことができるのに、高いと感じて時間のかかる電車を使うことはありませんか?
これには、「心の会計科目」が関係しています。
人には実際の予算とは別に心の会計科目があり、そこには「日用必需品」や「服・化粧」「お出かけ」などに振り分けられていります。
これは人によって異なりますし、心の会計科目ごとに予算も異なります。
冒頭の例で言えば「日用必需品」にはいちごが高いが、「おでかけ」にはいちごが安く感じるので、旅先ではつい贅沢をすることになります。
このように、人は案外と実額で購入価格を決めるのではなく、心の会計科目で買い物を決定していると理解をしてください。
■②人は中間価格で購入する
あなたが服を買おうと思って、あるアパレルの店に入ったとします。その時に欲しい服が3つあって、それぞれ価格が
①2,000円
②8,000円
③15,000円
だとします。この時、あなたはどの価格で購入しますか?
この時、多くの人は①2,000円は安すぎるけど、③15,000円は高いなぁと感じるので、中間の②8,000円で購入しようとします。
このように高いものや安いものを避けて中間で選ぶことを「妥協効果」と言います。これはお店が良く使う手法の一種です。
3つのコース料理プランがあると、人は真ん中のコース料理を選ぶ傾向にあります。
ここで注意してほしいのが、「中間価格が適正価格なのか」ということです。お店が「妥協効果」を使うのは、中間品を購入させるためです。
世の中の適正価格に比べて高額な可能性もあります。
妥協効果を回避するには、「この商品を家で使ったときどうなのか」を考えます。客観的に考えることで、冷静になることができ、自分の意志で購入するかどうかを決めることができます。
■③クレジットカードは不健康になりやすい
クレジットカードを持っていると、ついコンビニでお酒やお菓子、スイーツをたくさん購入してしまうことはありませんか。
人はクレジットカードを使うと、不健康になりやすいと言われています。
それは、クレジットカードは痛みが後から来るからです。
今日クレジットカードで買い物をしても、支払うのは来月か再来月などになります。このように痛みが後に来るので、“今”を優先してしまい、つい不健康なものを買ってしまったり、爆買いしてしまうなんてこともあります。
だから、クレジットカードを使うときは「ATMから同額のお金を引き出すこと」を想像してください。そうすれば、現金を使っているという実感がわき、無駄遣いにセーブがかかるようになります。
どうしても自分の意志でクレジットカードの使用をやめられないならば、「デビットカード」を使うとよいでしょう。デビットカードは使った瞬間に実際にATMからお金が引かれるので、お金を使っている実感を得る事ができる
■まとめ
人が買い物を購入する時に働く購入意思として、
①実額とは別に「心の会計科目」がある
②人は中間価格で購入する
③クレジットカードは不健康になりやすい
を紹介しました。
買い物の心理を理解して、自分の意志で買いものができるようになりましょう。