大切なことを後回しにして、後から後悔した経験はありませんか?
大事なことを先延ばしし続ける人は、目の前のチャンスを逃し、後悔し続ける人生を送ることになります。
「大切だとは思いつつも、いつも後回ししてばかり、、、」
「仕事が納期ギリギリで、毎日夜遅くまで残業、、、」
という方には是非読んで頂きたい記事となっております。
先延ばしがなくなると
私自身サラリーマン2年目(もうすぐで3年目)ですが、残業時間は月10時間以下です。
商業施設で働いているので、急な事故が発生したときには残業してでも対応しますが、それでも月20時間を超えることは殆どありません。
このように余裕をもって仕事ができるようになると、
・心に余裕が生まれる
・突発的な仕事に柔軟に対応できる
といったことが可能となります。
先延ばしのメカニズム
なぜ人は先延ばししてしまうのでしょうか。
その理由は、人は変化を嫌う生き物だからです。
人は安全・安定を好む
人は変化を嫌う生き物です。
原始時代、人は狩りをしながら暮らしていましたが、いつ猛獣に襲われるか分からない環境で生き残るために、未知の環境や行動を恐れていました。
この習性から、人は現状から違うことをしようとすると、脳や体がブレーキを掛かるようになったと言われています。
とはいえ先延ばししていいことは少ない
いくら人は変化を嫌う生き物とはいえ、大切なことを先延ばししても良いことはあまりありません(先延ばしするといいこともありますので、それは後述します)
そこで、今回は先延ばしを防いで、大事なことをすぐに行動に移せるための方法を3つご紹介します。
①マルチタスクを辞める
先延ばしする人の多くが「マルチタスク」をやっています。
しかし、マルチタスクをしていても作業が素早くこなせるどころか、作業効率は確実に落ちます。
マルチタスクの正体
マルチタスクは一見「同時に作業を進めているので、効率的に仕事をこなせる」と勘違いしがちですが、実は違います。
マルチタスクの正体は「作業を瞬時に何度も切り替える」ことです。
AをしながらBという仕事をやっているとします。
一見AとBを同時にこなしているように見えますが、その実はAとBを高速で切り替えて作業しているのです。
これではAとBの仕事を1つずつこなすよりも、脳はエネルギーを過剰に消費します。
マルチタスクでは全体的な作業効率が落ちてしまい、処理スピードの低下、ひいては先延ばしを引き起こすのです。
仕事に優先順位をつける
仕事は1つ1つ確実にこなしていくのがベストです。
おすすめが、全ての仕事の期限を明らかにし、期限が迫っている仕事から取り組むこと(仕事の優先順位をつけること)です。
これで「いつも納期ギリギリ」ということは少なくなりますし、何より「仕事の優先順位を見極め、自分の中で整理する」能力を身につけることができます。
②「やらないこと」を見極める
2つめは、「やらないこと」を見極めることです。
そもそも現代社会は「やるべきこと」に満ち溢れています。
仕事では1人で身に余るような仕事量をこなさなければならず、家に帰っても料理や洗濯、家の片付けなど「やるべきこと」がたくさんあります。
正直こんなにやっていると疲れます。
それなら「やること」の絶対数を減らしてしまえばいいのです。
無駄だと思う仕事は思い切ってやらない、料理は自炊しない、部屋の掃除をしなくても済むようにお掃除ロボットを買うなど、、、
要するに「やるべきこと」の絶対数を減らしてしまえば、自然と先延ばしすることも少なくなります。
前オバマ大統領もやっていた先延ばし対策
おすすめが、寝る前に「明日やること」「やらなくていいこと」「明日でなくていいけどやること」の3つに分類することです。
これは前オバマ大統領も実践していた手法で、「明日やること」にのみフォーカスすることで、「やるべきこと」にのみ集中できるようになります。
脳がエネルギーを使うのは行動ではなく決断です。
「やるかどうか」を悩むのではなく、「やる」か「やらないか」をバシッ!と決めてしまえば、すぐに行動に移せるようになります。
③とにかく手をつける
3つめはとにかく手をつけることです。
人は最初の行動に多くのエネルギーを使います。
飛行機がエネルギーを一番多く使うのは、離陸の瞬間です。
1度進んでしまえば、後は一気にスピードに乗ることができます。
「ドラマを1話だけ見ようと思ったらつい最終話まで見てしまい、夜が明けていた」みたいなことと同じです。
だから、やるかやらないかを悩んでいる時は、何も考えず「とにかくやる」ことが大切です。
5分ルール
おすすめが「5分ルール」です。
どんなにやりたくないと思ったことでも、「5分だけやってやめる!」と決めてやるのです。
そうすれば案外そのまま勢いに乗って進むものですし、5分やっても苦だと思ったことは止めてしまえばいいのです(それはあなたに合っていないだけです)。
どうしても行動に移せないと思った時には、とにかく5分だけやる「5分ルール」がおすすめです。
先延ばしした方が良いもの
先延ばしは悪いことだとお伝えしてきましたが、中には先延ばしした方がいいこともあります。
それは「アイデアやクリエイティブなこと」です。
アイデアやクリエイティブなことが思い浮かんでも、一度は寝かせてみてください。
時間を置くことで、再度考えた時に冷静に客観視することができ、より質の高いアイデアに仕上がることがあります。
仕事で「これいいな!」と不意に思いついたことでも、後で考えてみると「こんな問題が起こるかも」と冷静に考えられるのと同じです。
まとめ
先延ばしを防ぐ方法として
①マルチタスクを辞める
②「やらないこと」を見極める
③とにかく手をつける
の3つをご紹介しました。
先延ばしを防いで、是非大切なものをすぐに掴める人になりましょう!
参考にした本
今回の記事執筆にあたって参考にした本は、メンタリストDaiGoさんの「先延ばしする人は早死にする!」です。
なんと先延ばしを続ける人は、早死にするリスクが高まることが科学的に証明されています。
本書には先延ばしを防ぐための科学的メソッドが多く紹介されていますので、全てを実践する必要はありませんが、先延ばしで悩んでいる人には是非おすすめの本です。